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問題なのは現在は過渡期であることかなあ [環境]

やでやで

最近、仕事はあちこち動き回ってあっという間に終わっています

今日は少々感想文かなあ

書きたいネタはあるけど、最近あまり書けないのが寂しいで


自動車ビジネスに未来はあるか?エコカーと新興国で勝ち残る企業の条件 (宝島社新書)

自動車ビジネスに未来はあるか?エコカーと新興国で勝ち残る企業の条件 (宝島社新書)

  • 作者: 下川 浩一
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2009/08/10
  • メディア: 新書




アメリカのビックスリーの崩壊の話から、新興市場の話、そしてこれからのエコカーの話などが書かれています

まずアメリカビックスリーの崩壊ですが、自動車メーカーとしてのビックスリーはもう崩壊状態で、

なんとかごまかしていただけだったようです。

原因はアメリカ型経営、短期的な利益を求めて設備や技術に投資しなかったことのようです


「車が売れなくてもローンで儲かる」仕組み

どうやって売っていたかというと、ローンを組めない相手にもローンを組んで売ったりしていたようで、

収益のうち金融収益に関する割合が高く、今回の金融バブル崩壊で一気に崩壊したと



なぜ大型車に固執したのか

ビックスリーは大型車の生産に固執したようです、でなぜ固執したかというと楽して儲かるからです

またその大型SUVは燃費が悪く世界的な不景気の中では特に影響が大きかったようです


ピックアップトラックとなどの大型SUVは昔からの技術で作られており、設備を更新する必要が無く

かつ排気量大きく大型のため高値で売れたようです。つまり儲かったと

しかもピックアップトラックは商用車とされ(約80%は個人用として使われている)

厳しいアメリカの燃費規制の制約も受けず税制上も有利となっていたため売れたようです。

アメリカの自動車の生産を見ると19990年代ごろから生産については商用車を乗用車を上回る

ようになっていたようです



小型で燃費のよい車を作るのはなかなか手間がかかるようですね、

しかも儲けはそんなに多くないようです。小型車はボディもモノコックで設計しなきゃいけないけど

ピックアップトラックは従来のフレームにボディを乗せる形ですから車の開発からしてぜんぜん違いますよね


(日本のメーカーにおいても大型車と小型車の比率はぜんぜ違うようです)


で設備投資や開発費をしないで売れたほうがその時の利益は大きく配当も多く、市場の会社の価値も上がり

経営者の所得は増えますよね。将来はともかくとして



で気が付いたときには取り戻せなくなるほど差は開いていると

どうも技術は他から買えばいいと思っていたようですが

環境技術に関しても「環境技術という、そんな厄介なものはあまりやりたくない。

カネがかかるばかりだ。カネをかければ、株価は上がらない」というような考えだったようです

(やはりハイブリッドを先行して開発し販売したT社はすごいんですね)


派遣者について

えー別の本なんですが週間モーニング 090924 41号に勝間和代が書いてる文章では

勝間氏は自動車産業で遣労働者が組み立て工となったのは、自動車製造における

さまざまな技術の進歩が原因だといっています。つまり熟練工でなくても出来るようになったと

そうなると価格競争にさらされている自動車会社は派遣社員を使うだろうと。


この本では生産拡大に走ったメーカーが派遣労働者が仕事しやすい業務内容、できるだけ間単に

やれるような作業の数を増やしたと言っています。

安易に派遣労働を受け入れるのは一時的な増産にはいいだろうが、長い目で見た場合

より高度な多能工を育てるべきだと言ってます

普通の単能的な仕事しかやれない人を増やしてもレベルは上がらない、

現場のレベルが下がるのは企業には致命的だと、


えー新興市場の話は話はちょっとパスで


究極のエコカーは
筆者は究極のエコカーは「水素エネルギーを使う燃料電池車」

現在のエコカーの中心はハイブリット車ですが電気自動車が本命になる可能性が出てきたようです

それは軽量で蓄電能力が高くある程度の高速走行に耐えるバッテリがー出現したからだと

しかし、バッテリーに使うリチュウムイオンが希少金属であり原料高になるという問題があるようです

(どうでもいいですが週間モーニング連載中社長島耕作でもTECOTはリチュウム確保に動いていましたね)

電気自動車はガソリンエンジンのような複雑なメカニズム(変速機、ガソリン噴射システムなど)

を必要としない、だから自動車そのものの仕組みを大変革する可能性が、全く無いともいえないそうです

(そうするとT社は変わらなくても、部品を納入する下請けメーカーはがらりと変わる可能性があるかも)

今は現行の自動車の形を使って電気自動車を作ってますが、専用設計になればずいぶん違う形

になるかもしれません。またスマートグリッドなど呼ばれるシステムを活用して電気自動車も新たな

としての役割を与えられるかもしれませんね。

※Wikiより スマートグリッド
電気自動車やプラグイン・ハイブリッド自動車の充電を電力事業者の発電電力量に余剰がある時間帯に行なえるようスケジュールを行なう。余った電気自動車からは電力需要のピーク時に放電させる


日本の自動車産業の近未来

自動車市場ですが先進諸国は過剰信用、過剰消費に支えれていた生産台数に戻ることはありえない

日本の生産も円高などの影響もあって輸出は減るし、国内販売もそんなに戻らず

以前の台数を維持するのは難しい

新興国向けについては、現地に生産体制が移行し開発から生産、販売まで移行されていくだろうと


その中で勝負の分かれ目になるのは、規模の経済ではなく、環境技術や環境性能、安全性能の

ようなイノベーションの高さだそうです



でここからは私の勝手な考え

「新政権に対し、エコカー減税について予定通り3年間の維持を求めるほか、

来年3月末が期限の補助金についても延長を要請する」と言う声があるようですが

今のエコカー減税は後付けで政策誘導みたいなことが何も無いような気がするのですが


要するにエコカーを増やすこともそうですがエコカーが走る距離を多くすることをもっと考えるべき

と思うんですが、総走行距離に対してエコカーの走る割合を増やすと。プリウスを買うのはいいけど

最初に環境負荷が高いものを買って結局走行距離が短ければ意味が無いような気がするのですが

(どのくらいで取り戻せるのか資料は出てないようですが)

で走行距離を多いような車種をエコカーに転換するよう誘導するとか

電気自動車は都市部の自動車による大気汚染の対策も込めて都市部に走るタクシーや配送車

などを電気自動車していく方向を考えてもいいような気がするのですが

エコという名の企業援助に過ぎなくなる、どうせならもっと活用して欲しい気がしますね。

なんていうのかな、それでどのくらい節約できるかでるかでけど、


今の環境にたいしてのよい行動っていわれるものって、全体としての影響度ってあまり見ないような

その意味では今地上自治体で特例市以上の自治体で策定されるようになった

地球温暖化対策地域推進計画策定を該当する市町村の方は見てみるといいかもしれませんね

現状での住んでる地区のCO2の排出量の算定、それに対する対策が書いてあるはずですから





さらに脱線

派遣についてもいろりお考えるのですが、

今酒も入ってますが飲んだのは諏訪泉の富田 山田錦特別選別米 五割」ですが

派遣の禁止で何かが変えれるのかどうかは疑問

技術革新が激しい昨今、今作ってるものがずっと作れるのは伝統芸能の世界しかないような

気がするのですが

問題は派遣の不安定さを分かって解禁したのに、その不安定さをフォローすることを考えてなかった

中小企業に就職するほうがよかったのではというけれど

失業に関するリスクはまあ同じようなもの、私の住んでる地区はT社悪けりゃすべてだめ

それに中小企業は理不尽な経営者の考えに振り回されかねないってリスクがありますし、

責任多くして給料はっていうと微妙、仕事しての給料だと派遣流れますよね

中小は仕事をするめに別の仕事をしなくてはいけない

ただ一番違うのはマネジメントを経験できるかどうかだけでのような

この辺は重要かな


どんどんずれてますね。明日もまた4時起きで現場です。でも9時で終わりです。

ではまた。ぐだぐだですね























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コメント 9

がま親分

日本はこれから先も製造業で食っていくのか? ということになると思うんですね。これからはIT産業? って言ってもすでに世界に遅れを取ってますしね。
私は日本の製造業を救済するためには、やはり主力産業である自動車産業が衰退してしまっては元も子もないと思います。
派遣労働者でもできる仕事を増やしてしまった・・・確かにそうですが、その分、プロパーの仕事はどんどん高度化していってると思うんですけどねぇ。デリケートな話ですので、あまり多くをここで語ることはやめておきましょう。
by がま親分 (2009-09-12 22:31) 

qoo2qoo

難しい話ですが読ませて頂きました。
明日も朝早いようですね・・・体だけは気を付けてくださいね!
by qoo2qoo (2009-09-12 23:08) 

yanasan

我が県は◯ヨタにだっこにおんぶである自治体はこれから先どうなって行くのでしょうね?
by yanasan (2009-09-13 00:02) 

ハガネ

はじめまして
超初心者ですが よろしくおねがいします

通りかかったら目を引いて
自動車の仕事をしてるとつい気になってしまいます。行く末が、
by ハガネ (2009-09-13 00:26) 

marco

その車をエコカーにするか否かは、メーカーの役割であるとともに、ドライバーの役割であったりするかも。

地球温暖化関係は、懐疑論もあったり、やや政治色があるので断定はできませんが、省エネとかもったいにゃー(伊豆弁あるいは名古屋弁(こう言いますか?))という考え方は賛成です。

ただ実践しているかというと、自信ないな~(==)

by marco (2009-09-13 00:43) 

mimimomo

おはようございます^^
なかなかの力作で^^
内容が濃すぎてどうコメントしていいやらですが・・・
日本はこれからどうなっていくのでしょうね~
先ず政権が変わって、どうなるのか?
自動車産業は右肩上がりは望めない?でも自動車ばかりじゃないでしょうね。
人口減はこれからますます酷くなるでしょう。
年寄りが多いから、労働人口が減っていくし。当分は
日本自体の経営が大変ですよね。
あまりコメントになってないですね(ーーゞ
by mimimomo (2009-09-13 04:43) 

とりのさとZ

高速道路の無料化が民主党のマニフェストに唱われているのだけれども、ここに来て、渋滞が激しくなるとかCo2が増える等という反対の声が挙がっているのはいかがですか。
 元々、無料のはずなのと、路線毎に建設費のもとを取れたものから無料にしていけばいいのに、全国一元化してプールしてきたという経過もあります。
 外国では無料が多いと思いますが、渋滞が起こるとしてもそれは料金のせいではないのでは。
 上を走る車が多くなると通常道路は渋滞が緩和されるはず、とか。

提言:無料の暫定期間(半年くらい)を実施して、あらゆるデータを取ればいいんでは。
by とりのさとZ (2009-09-13 12:42) 

中山道本線

 解説の詳細さは、おみゃーさんらしい。ちなみに諏訪泉は、10年以上呑んでない。アイヌの価値観では、一人が幸せを10取ったら、だれか他人の幸せが10減る。トータルでの幸不幸は、プラマイ0になるとか。製造業の加工貿易国で、他国の資源やら富やらを、50年くらい取ってきたからには、その報いが来るのかな。そういや、生活分野でのIT普及は、成熟社会の先進国より、途上国の方が早いし。ところで、高速無料化でバス会社が打撃受けますが、高速バスで稼いでたローカルバス会社は、地域の過疎路線に内部補助できなくなり、山奥のバス停が危機になる。地域振興と言うけど、風と桶屋ですな。でも、過疎地では、域内の生活交通はローカル線使っても、都会への長距離移動は、バスでなければ高速でクルマ、と都会の常識とは逆だったりしまして。交通流動は、専門家でも捉えるのが難しい。今度の国交相は、鉄チャンですけどね。
by 中山道本線 (2009-09-19 02:17) 

きゅんぱち

やはり、人間、移動するのには手ぶらが一番!
って言う価値観が認められつつあるのも、クルマが売れなくなった理由のひとつかも。
だって、行きはいいけど、帰りも自分で運転して帰ってこなけりゃならないわけですもん。
そこに、居眠り運転による事故のリスク、運転免許減点のリスク、渋滞のリスク、などなどを考えると個人が負うには運転ひとつとってもリスクがあまりにも大きい、と。
ま、そこにクルマ産業や保険屋家業が儲けられる素地があるわけですがね(苦笑)。
公共交通を利用すると自分が行動を起こすという視点では上のリスクは全てクリアになるのと同時に自分の時間が有効活用できますからね。
ショッピングセンターで大量にモノを買い込んでクルマにぶん投げて家に帰る、という図式は、ネットショッピングと宅配の発達によって実は効率や費用対効果がよろしくないということも、実際にクルマを使わなくなるとよくわかります。
どうしてもクルマが必要ならレンタカーで済ませることもできるわけですからね。
クルマがなければ生活が成立しないケースもありますけどもね、地方の場合は特に。
クルマそのものを所有することが趣味であったり、それを運転して行って帰ってくること(ツーリング)が趣味なのでもなければ、ブームに乗ってクルマを所有するということそのものの意味はあまりないということに気づいている人が増えていると思います。
by きゅんぱち (2009-09-21 21:51) 

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