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ようけ食べますね [環境]

やでやで

今日は曇り空ながら自転車で出かけました

でそれはまた明日

今日は昨日の続き


コウノトリの放鳥を向かえ新たな農業に立ち向かった人々編で


コウノトリは完全な肉食で、魚、カエル、バッタなどを食べるそうです。

で、かなりの大食漢で成鳥1羽で1日500~600gの餌を食べるようです。

で放鳥をするとなると

彼らが食べるエサを確保しなくてはなりません


つまりエサのいる環境を作ること、もう一度、

さまざまな生き物がいる田んぼを取り戻すことですね。


で重要なのはまた昔の農業に戻るのではなく

今、様々なところで試みられている新しい方法を取り入れ、新たな農業を目指したところです


でまず無農薬で稲作を行おうとすると最大の敵は、そう雑草です

腰をかがめての雑草を取るのはとても大変です。

農薬により農家はそれから解放されたのです

でも農薬を使うことに満足しているわけでもないようです

生物の何もいなくなった田んぼに違和感を覚えているようです


で雑草の生える可能性のある農業をしてもらうのに色々試します

試されたのは田植と同時に米ぬかを撒く、糖蜜を使った糖蜜発酵液を撒くという方法

日光をさえぎり雑草の発芽を抑えます。それでも雑草は生えたようです


もう一つは害虫

これは自然の力の任せたようです、無農薬の田んぼでは

害虫を蜘蛛やカエルなどが食べてくれるので大丈夫のようです


様々な方法を使って無農薬で稲作をしても収穫量の落ちないようにしたようです


で無農薬や有機肥料を使えば生物が戻ってくるかというとそういうわけではないようです

問題となるのは2つ今の灌漑と、稲作のサイクルのようです


でここで今の田んぼの灌漑についてですが

田んぼを潤す水は、川やため池から水路に入り田んぼから田んぼへ流れていたのですが

現在の田んぼは田んぼの脇の蛇口をひねって水を出します、で脇にあるのは排水専用

落差が大きく、コンクリートで固められてすばやく水を流してしまいます


そう、水の道が分断されてしまっているのです。生き物が田んぼに入れないのです

でこれについては水田魚道というものを作ったようです、階段状の水路を作り、流れを緩やかにして

魚とかが登れるようにしたようです


稲作のサイクルです

今は稲作の時期が変わってしまい4月の末ぐらいから田植えを行い

8月の終わりには稲刈りが始まります

となると田んぼの生き物が繁殖する前に水が抜かれるので、生き物が増えません

で収穫量に影響がでないよう田んぼに水を張る期間を長くしたようです。それ以外にも稲作を行わない

冬季にも田んぼに水を張ったりしているようです。

これは田んぼの雑草を防いだり、

発生するイトミミズなどにより田んぼの土の質を高める効果があるようです


農家のこの言葉が印象的でした

「ぼくらはコウノトリを育てるために農業をしてるわけじゃない。コウノトリも生き残れる農業をしよう、と。

自分が作ったものを食べてみんなに健康になってもらえるよう、それを考えるようになったんだ」


コウノトリを育む農法で作られた農産物は好評のようす。

手間をかけて作る農法ですから

それを評価してくれた、適切な価格で売れないとつづかないようですが

一般のものより高くても売れるようです。コウノトリがいる田んぼで出来たお米

なんだか夢がありますよね

で「この農法があるから豊岡の農業の未来が開ける」と言われるようになったようです



長々とお付き合いありがとうございました

うまく説明できたかどうか分かりませんが、とにかく書きたくなったのです











最近田んぼの中をよく自転車で走るのですが

気になる風景が
田んぼ1.jpg
普通の田んぼのようですが

今日撮影した稲刈りが行われていない田んぼです
私に記憶に間違いがなければ
田んぼ2.jpg
田んぼ3.jpg
以前はこんな雑草生えてなかったような

農薬の使用は減っているのかな
ねえ
○サギ田んぼ2.jpg
住みやすくなりましたか?


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コメント 10

お茶屋

すごい勉強になりました☆
by お茶屋 (2008-09-28 23:40) 

mimimomo

おはようございます^^
稲作に雑草が敵とは・・・今まで全く考えが及ばなかったです。
害虫のことだけに頭がいっていたし、水のことまで・・・色々あるのですね~

こう言うところで作ったお米が関東まで流れてくることは無いのでしょうね~
千葉も農業県だから、、、でもコウノトリがいる田圃でできたお米、食べてみたいです。
by mimimomo (2008-09-29 06:00) 

水郷楽人

こちらでも結構雑草が生えている田圃が多くなりました。。除草剤などを使わなくなってのでしょう。良いことなのか、どうかは解りませんが。。
by 水郷楽人 (2008-09-29 09:47) 

イチロー

今度の農水大臣はすこしは変えてくれるかな・・

by イチロー (2008-09-29 11:10) 

yakko

お米を収穫するまでにはいろいろな問題があるんですね〜
農薬や除草剤を使わないお米ってどんな味がするのでしょう。
そのためには手間暇かかるんですね。
コウノトリがいる田圃の米、食べてみたいですね(^。^)
by yakko (2008-09-29 15:10) 

フェイリン

ほんまよう食べますね!
食欲減退中の私は羨ましいです…
by フェイリン (2008-09-29 16:36) 

k-sakamama

昨日だったか今日だったか忘れましたが(笑
TVで放流したコウノトリが自力で餌を食べているのを発見と
いってましたよ~
無事に生き残ってくれたって喜んでました。
ひょっとしてこのコウノトリかな?(笑
人間も鳥も共存共栄する農業は素敵ですね。
少々高くても食べてみたいです。。

by k-sakamama (2008-09-29 17:29) 

こうちゃん

農政大臣に読ませたいですね。
by こうちゃん (2008-09-29 18:39) 

sanjinsai

勉強になります。
こうやって作った米は体にも良いことでしょうね。
by sanjinsai (2008-10-06 11:27) 

ゆめ乃

すごい大食漢なのですね!
こちらでも農薬を使うところが減ってきています。
使っても、極少量とか。。
ただ、耕作面積も減っているような・・・。
なかなか難しい問題を、いっぱい含んでいますね。
自然にも人にもやさしい方法があるといいのですが。。

by ゆめ乃 (2008-10-12 02:49) 

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